宇宙日本食

赤飯、ようかん…「宇宙日本食」２９品目を認定
 
　食べ慣れたラーメンやカレー、サバのみそ煮を宇宙でもいかが－。宇宙航空研究開発機構は２７日、国際宇宙ステーションに長期滞在する日本人宇宙飛行士らが食べる「宇宙日本食」を認定し、披露した。

　認定されたのは、１２のメーカーが開発した食品や飲料、調味料など計２９品目で、赤飯や山菜おこわ、おかゆ、ワカメスープ、ようかんなどもある。家庭でも食卓に上るものが大半で、同機構は「過酷な環境だが、日本食でストレス軽減やリフレッシュができる」と期待している。

　各メーカーは無重力を考慮し、汁やたれが飛び散らないよう粘り気を持たせたり、容器の飲み口に詰まらないようスープの具材を細かくしたりと工夫。無重力下で骨から失われやすいカルシウムを、市販品より増量した食品もある。湯を加えて食べるものが多いのも特徴だ。

　同機構は来年の若田光一さんの長期滞在から提供する予定だが、それより前に飛行する土井隆雄さんらも、希望すれば食べられる可能性がある。今後、飛行士が試食して実際に持っていく品目を決めるが、外国人でも日本食を選ぶことができるという。

(2007/06/27 21:28　Sankeiweb)

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